日本車の買替の常識

・年間走行距離平均1万キロ/年
・車の買替 3回目の車検(1回目3年後、2回目2年後、3回目2年後、計7年後)

【5万キロで買替、いいなー、ちょっと贅沢】

【10万キロ、良く乗ったね】

こんな言葉がよく聞かれます。

 

知っていますか?

私も聞いたときはビックリしたのですが、ドイツでは買替の目安は走行距離20万キロから30万キロ、中には50万キロもあると。

そこで、日本車はドイツでもヨーロッパでも販売されているから、もしかしたら日本車も大切に乗れば50万キロ走るか試してみよう!

そう思いプリウスを購入。

丸11年で走行距離48万1800キロ、一回タイミングベルトとバッテリーを交換しましたが今も使用中です。

日本の車はとっても高性能だと分りました。

自動車の購入費用はいくらくらいなのか?

さて、ここからです

自動車の購入、諸経費も込めて、普通車400万円、軽自動車200万円と仮定します。

自動車の使用期間を18歳から80過ぎまでの62年と仮定すると、購入回数は9回

(62年÷7年=8.85回≒約9回)になります。

普通車なら購入金額総額で3600万円(400万×9回=3600万)

軽自動車なら1800万円

この金額3600万円と1800万円は62年間、値上がりしない場合の金額になります。

そこで、200万円の軽自動車で値上がりを年5%=毎年10万が値上がると仮定し、

(多分、3年に一度はモデルチェンジがありその都度性能が良くなり、製造原価も上がっていることを考えると、

年10万の値上がりは、ありかなと思い仮定。)

この値上がりペースで購入金額総額を計算すると

普通車8640万円、軽自動車4320万円になります。驚きの金額です。

もしかしたら、一生で一番高い買い物は自動車なのかもしれません。

自動車購入で節約するには?

ここからが大きな節約の話

買替の期間による購入金額総額は

・普通車                   ・軽自動車

5年毎なら  1億1400万円         5700万円

7年毎なら    8640万円         4320万円

9年毎なら    6580万円         3290万円

11年毎なら    5700万円         2850万円

13年毎なら    4600万円         2300万円

15年毎なら    4300万円         2150万円

17年毎なら    3640万円         1820万円

19年毎なら    3880万円         1940万円

21年毎なら    2460万円         1320万円

*注意17年毎と19年毎について、計算違いでなく購入するタイミングで逆転しています。

 

たまたま、48万1800キロ走行した私の車が大当たりだったのかも知れません。

ですが、暮らしの診療所はこう考えます。

20万キロから30万キロ、中には50万キロで乗り替えるドイツで日本車が売れるという事は、日本車も大切に乗れば、

20万キロ、30万キロ、50万キロ乗れる証明ではないかと。

ですから、日本の常識である7年毎にとらわれず、あなたが節約したい金額で買替時期を決めるのがベターではないでしょうか。

もし21年毎なら7年毎と比べ、普通車で6180万円、軽自動車で3090万円の差になります。

一家に二台が必需品の地方の暮らしにおいては検討する価値はあると思います。

 

これが、自動車資金の節約です!

 

最後に、自動車資金の節約の話をすると、長く持つと点検の回数が増えるとか、燃費が悪くなるとか、部品代がかかるとか、思われる事もあるでしょう。

ですが、一度キチンと車検費用、ガソリン代などを計算すると、どっちが得か分かります。

おおよそ7年毎の買替に比べて21年毎の買替は500万ぐらい維持費が高くなると思いますが、買替の期間による購入金額の差額を含めて

考えてみるとどうでしょう。

先ずはキチンと自身で計算することが肝心です。

 

 

追記

7年毎と21年毎の比較 普通車の場合

8640万円-2460万円=6180万円 6180万円÷62年=99.7万円≒約年間100万円

軽自動車の場合、半額の約50万円