はじめての住宅ローン。基本の仕組みと気をつけたいこと
「マイホームを買いたい。でも住宅ローンって難しそう…」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
住宅ローンは、マイホームの購入や建築、リフォームなどに使えるお金を、金融機関から借りる仕組みのこと。
たしかに長い返済が必要になるので、不安もありますよね。
でも、基本を知っておけば、そこまで難しく考えなくても大丈夫です。
ここでは、住宅ローンのしくみや選び方、気をつけたいポイントを、やさしく整理してみました。
住宅ローンの基本的なしくみ
1|借入(かりいれ)
まずは、住宅を購入するための資金を金融機関から借りるところからスタート。
物件価格の全額を借りるのではなく、自己資金とあわせて借入額を決めていきます。
2|返済
借りたお金(=元金)に利息を上乗せして、毎月またはボーナス時に少しずつ返していく。
これが住宅ローンの基本的な返済方法です。
3|金利のタイプ
金利にはいくつか種類があります:
- 固定金利型:ずっと金利が変わらない
- 変動金利型:一定期間ごとに金利が見直される可能性がある
- 固定金利期間選択型:最初の数年だけ金利が固定される
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自分のライフスタイルや家計に合ったタイプを選ぶことが大切です。
4|返済期間
一般的には15〜35年ほど。
長く借りると月々の返済は軽くなりますが、支払う総額は増えることに。
どこに重きを置くかで判断が分かれます。
5|団体信用生命保険(団信)
住宅ローンの契約者が万が一、死亡や高度障害となった場合に、残りのローンを保険でカバーしてくれる制度です。
家族の安心につながる、大切なポイント。
6|住宅ローン控除
一定の条件を満たせば、ローン残高に応じて所得税が控除される制度も。
最大13年間受けられるケースもあり、家計にとって大きなメリットになります。
住宅ローンを組むときに注意したいこと
● 無理のない返済計画を立てる
収入や支出、家族構成などをもとに、無理のない返済額に設定することが第一歩。
「借りられる額」ではなく、「返していける額」で考えるのがコツです。
● 物件価格以外の諸費用も忘れずに
住宅購入には、税金・登記費用・手数料・保険料などの諸費用がつきもの。
場合によっては物件価格の1割近くかかることもあるため、資金計画に組み込んでおきましょう。
● 金利の特徴を理解する
金利タイプによって、将来の返済額が変わる可能性があります。
「しばらくは収入が安定しそうだから固定金利で」
「柔軟に返せる余裕があるなら変動も検討」など、ライフプランに合わせた選択が大切です。
● 物件選びは“将来の価値”も視野に
価格だけで判断するのはちょっと危険かも。
駅からの距離や周辺の環境、将来の資産価値なども考慮しながら選びたいところです。
情報収集の方法もいろいろ
住宅ローンは種類も制度も多くて、調べ始めると混乱してしまいがち。
でも、頼れる情報源は意外と身近にあります。
- 銀行や信用金庫のサイト:最新の金利や商品比較に便利
- 不動産ポータルサイト:物件価格とあわせてローンシミュレーションが可能
- 住宅展示場・不動産会社:プロに直接相談できる場も
自分ひとりで悩まず、信頼できる人や機関に相談してみるのもおすすめです。
マイホームの購入は、人生でそう何度もあることではありません。
だからこそ、「住宅ローン」についてしっかり理解しておくことが、安心の第一歩になります。
暮らしの診療所では、住宅ローンの基礎から、返済計画・金利の選び方まで、一人ひとりに合ったアドバイスを行っています。
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あなたのペースで、一緒に考えていきましょう。
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