住宅ローン増額は難しい?暮らしの診療所がすすめる「減額前提の余裕申込」という考え方
本審査後に住宅ローンは増額できるのか?
「審査が通ったあとに、やっぱり増額したい」
よくある相談です。
結論からいえば可能な場合もありますが、難易度はかなり高め。
なぜなら、
- 本審査後は条件が確定しているため再審査が必要
- 返済能力や担保評価を再チェックされる
- 資金使途は住宅関連に限られる
実際にマイホーム経験者からは「想定外の出費が出て増額をお願いしたけど大変だった」という声が多く聞かれます。
暮らしの診療所の答えは「増額」ではなく「減額」
そこで私たちが提案しているのは、必要額+2割増しで申込み → 実行時に減額する という方法。
例)
必要額:3,000万円
申込額:3,600万円(+600万円)
結果、予備費を確保しながら、使わなければ減額、使っても繰上返済で調整可能。
無理に増額を頼むリスクを避けられるのです。
銀行から見た印象もプラスに
この考え方を説明できる人は、
- 計画的で慎重
- 無駄遣いをしない
- 将来を見据えて準備している
と評価されやすく、むしろ「信頼できる」と見てもらえるケースが多いのです。
なぜ600万円の余裕枠なのか?
- 地盤改良費 … 100〜150万円
- 設備のグレードアップ(浴室・キッチン) … 約100万円
- 外構・家電・車関連 … 350万円前後
契約時には分からない費用が後から出ることは珍しくありません。
余裕枠を持っておくことで慌てず対応できます。
シミュレーションで見る負担感
住宅ローン(1.25%・50年返済)
100万円増額 → 月+2,242円
600万円増額 → 月+13,452円
別口住宅ローン(1.55%・50年返済)
100万円 → 月+2,396円
500万円 → 月+11,980円
つまり、手元に余裕資金を残しても、月の負担は1〜1.3万円増に収まります。
別口住宅ローンという選択肢
- 車や家財ローンをまとめて長期化 → 月返済を10分の1に圧縮
- 団信付きで、万一のときは残債ゼロ
- 住宅ローン利用中なら併用が可能
資金の自由度を高め、家計に余裕を生みます。
減額発想がもたらす安心
大切なのは「銀行に信用される」こと、そして「自分自身が安心できる」こと。
余裕を持って申込み、後で減額する流れは、結果的に心にゆとりをもたらします。
暮らしの診療所が目指すのは、借金を不安の種ではなく、安心を育てる“人生設計の道具”に変えること。
- 必要額+2割増しで本審査申込
- 増額分の根拠(地盤改良・設備・外構・家電・車)を用意
- 実行時に減額、または繰上返済で調整
- 常に資金の主導権を自分が握る
暮らしの診療所からのメッセージ
本審査後に「増額できるか」と悩むより、最初から余裕を持った設計を。
その発想が、未来の安心につながります。
📩 暮らしの診療所では、あなたの状況に合わせた最適な住宅ローン設計を無料でご提案しています。
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