住宅について

マイホーム購入において「何を基準に選べばいいか分からない」「ちゃんと支払っていけるか不安」という不安はありませんか?

暮らしの診療所では、マイホーム選びや資金計画について、あなたに合わせたサポートを行います。マイホームを選ぶ際に注意してほしいポイントは、値上がりで支払い金額が大きく変わるかもしれないという点です。

知っておきたい3つの値上がりについて見ていきましょう。

物の値上がり

物の値上がり

実感されている方もいると思いますが、食料品・ガソリン・電気・ガスなどのさまざまな物の値段が上がっています。これは、コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻などの問題を主な要因としており、マイホーム(住宅)も例外ではありません。
この数年間で、材木価格は2倍、トイレなどの住宅設備は1.2倍、アルミやガラスなどの資材も軒並み上がっています。

人(人件費)の値上がり

人(人件費)の値上がり

最低賃金を上げるというニュースを耳にしたことはありませんか?
これはマイホーム建築に携わる大工さん・職人さん・住宅メーカーで働く方の人件費にも影響します。

金利の値上がり

金利の値上がり

日本銀行のゼロ金利政策はいつまで続くのかということが注目されています。
この政策金利が上昇すると、住宅ローンの金利も上昇していきます。自動車ローンを組むときに、金利の低いところを探したという経験があるかもしれません。しかし、その数十倍である金額の住宅にかかる金利の上昇は、支払い金額に大きな影響をもたらします。

住宅ローンについて

住宅ローン金利が上昇すると様々な影響を受ける可能性があります。
まず、金利の上昇は新しい住宅を購入する際に返済額が増加する可能性があります。つまり、購入予定の住宅価格やローン額、返済計画を再度見直すことが重要です。慎重な予算立てと将来の金利変動に備えた計画が必要です。

また、既存の住宅ローンを抱えている場合は(変動金利)、金利の上昇が返済負担の増加を意味します。追加の経済的プレッシャーを受ける可能性があるため、将来の金利変動に対するリスクを考慮し、ご自身の状況を確認することが重要です。
場合によっては、金利固定型のローンを検討し・変更しておくことも大切です。住宅ローン金利の上昇と住宅価格の上昇が同時に起こると、支払額はさらに増加します。

マイホームはいつ買うのがお得?

シミュレーション①
シミュレーション②

結論、マイホームは頭金なしで早めにローンを組んで購入し、すぐに返済を開始するのがおすすめです。
なぜそう言えるのか、今マイホームを購入するパターンと10年後にマイホームを購入するパターンで、どのくらい支払金額が変わるのかを見ていきましょう。

条件を以下と仮定します。

  • マイホームの購入 : 10年後
  • マイホームの購入金額 : 2,000万円
  • マイホーム価格の値上がり : 毎年3.2%
  • 住宅ローンの金利上昇(10年後) : 2.0%
  • 現在の家賃 : 70,000円
  • 現在の年齢 : 30歳
  • 条件はご家庭によって異なりますので、あくまで参考程度にお考えください。
  • 現在の金利は約1%
マイホーム仮定

計算すると10年後には「18,839,983円」の差が生まれます。
このような理由から「賃貸でかかる家賃がもったいない」と考えている方は、ぜひお早めにマイホームの購入をご検討ください。